フリーランスのエンジニアはつねに自分で案件を獲得しながら仕事をこなしていく必要があります。その際に重要になってくるのが「自分はどんな仕事をしたいのか」と「エンジニアとしてどの程度のレベルにあるのか」です。
エンジニアの仕事を通してスキルを磨き、実績を積み重ねていくことで信頼を獲得し、セルフブランディングを行いながらよりレベルも単価も高い案件を獲得していく、これが基本的なフリーランスのキャリアパスです。そのためにも自分のエンジニアとしての立ち位置を定期的に確認しておく作業が認められます。生計を確保するために仕事を獲得する必要がある一方、自分が磨きをかけたいと思っているスキルが役に立たない案件ばかりをこなしている、あるいはあなたのスキルよりも低いレベルの安い案件ばかりを請け負っているような状況ではキャリアアップは望めませんし、いわゆる「宝の持ち腐れ」になりかねません。
そうならないためにも自身のキャリアの棚卸しと自己分析を定期的に行いましょう。これまでどんなキャリアを積んできたのか、自分の強みはどこにあるのか、今の自分はエンジニアとしてどの程度のレベルにあるのか。こうした再確認を行うことで自分に合った案件を探しやすくなります。そのうえで「これよりも安い単価の仕事は受けない」「この分野の仕事を優先的に受ける」といった設定を行いながら効率よくキャリアアップしていける環境を築いていくのです。簡単に言えば自分を安売りせずに正当な評価と収入が得られるフリーランス環境を築くことが大事ということになるでしょう。